フリーソフト・無料ソフトレビュー
インフォメーション
サイトマップ
PC初心者講座
ユーザレビュー
フリーソフトナヴィ
 フリーソフトナヴィはウイルス対策から動画編集まで無料で使えるフリーソフト、無料ソフトのリンク集と使い方の解説サイトです。

カット編集からDVDビデオ作成まで出来るFreemake Video Converter

 Freemake Video Converterは動画の編集・変換からDVDビデオの作成まで出来るフリーソフトです。GPUを利用して動画の変換処理を高速に行えるCUDAに対応しており、NVIDIA社のGeForceシリーズのビデオカードを搭載しているPCであれば高速な変換処理を行う事が出来ます。

 少し前にRadeonのビデオカードを使用しているユーザー向けのAvivo Video Converterを紹介しましたが、Freemake Video ConverterはAvivo Video Converterと違いビデオカードを搭載していないPCでも使用する事が出来ます。今回、Freemake Video Converterを当サイトで紹介する事になったのはFreemake.comを運営されているマリアさんからの熱心な依頼がきっかけで、ソフトは海外製ですがサイトもソフト自体も日本語に対応しています。但し日本語化は機械翻訳によるものと思われ、ちょっとおかしな日本語も見受けられますが使用には全く問題ありません。

fvc-1.png(15157 byte)

 Freemake Video Converterは前述したようにCUDAに対応していますが、残念ながら私が現在使用しているPCのビデオカードがRadeonな為、CUDAを使用した動作は確認出来ませんでした。

 但しCUDAに頼らずともCPUの性能によっては充分な速度で変換処理を行え、Core i7 860を搭載したPCで1時間16分のWMV形式の動画をDVDビデオに変換・ライティングまで20分掛からずに終了し、PS3で再生出来る所まで確認しているので一般的な民生機での再生も問題ない筈です。

 Freemake Video Converterで出来る事をざっと書くと、まず動画のカット編集、動画の結合、AVI形式(H.264/XviD/MEEG-4)、MPEG-1/2、WMV、PSP/PS3用、携帯電話機用3GP他、多数の形式への変換機能を備え、DVDビデオはオーサリングからディスクへのライティングまで出来るようになっています。

Freemake Video Converter ダウンロード

 Freemake Video ConverterはFreemake.comからダウンロード出来ます。動作には.NET Framework 4が必要で、別途ダウンロードして先にインストールしておいてもいいのですが、インストールしておかなくてもFreemake Video Converterの初回起動時に自動でダウンロードが実行されます。

Freemake.com ■ダウンロードページ

Freemake Video Converter 使い方

fvc-3.png(15649 byte)

 まずFreemake Video Converterを起動したら上部メニューの「ビデオ」か、ウインドウに直接ドロップしてファイルを入力します。「オーディオ」は音楽ファイルの入力ですが、読み込んだ動画の映像に挿入出来る訳ではなく事前に用意されている映像と結合され一つの動画ファイルとして扱われます。

 他、「DVD」はドライブに挿入してあるDVDビデオディスクからファイルをリッピング(吸出し)してPC内に保存する機能、「写真」は画像の入力で、画像に任意の音楽を付けて一つの動画として出力する事が出来ます。

 複数のファイルを一つのファイルに結合して出力する場合は右上にある「ファイルを結合」をクリックしてチェックを入れておきます。又、入力したファイルはドラッグして順番を並び替える事も出来ます。次に各ファイルの「編集する」ボタンで動画を編集していきます。

fvc-5.png(17667 byte)

 編集に進むと左側にプレイヤーボタン、中央に編集ボタンが配置されておりカット編集は今まで動画編集ソフトを使った事がある方なら直感的に解るようになっています。各ボタンはマウスカーソルを乗せる事で機能説明が表示されます。

 特定範囲を動画から削除する場合は「選択範囲の先頭」で削除したい範囲の先頭を指定し、「選択範囲の末尾」で削除したい範囲の末尾を指定。範囲が選択されたら「選択範囲を削除する」ボタンで動画から削除されます。編集の基本操作はこれの繰り返しで不要部分を削除していきます。

 編集操作は右クリックメニューからも行え、誤って削除した操作を元に戻す場合は「切断を元に戻す」から一つ前に戻す事が出来ます。かなり細かく範囲を指定する場合はプレイヤーボタンの「ステップバック」と「ステップフォワード」を使うと一コマずつ位置を調整する事が出来ます。変更欄にあるボタンは動画を回転したり反転させる事が出来ますが殆ど使う事はないでしょう。最後に「OK」ボタンで編集を終了しますが、「×」ボタンは今までの編集を破棄します。

Freemake Video Converter DVDビデオ作成

fvc-7.png(14870 byte)

 編集が終了し、最後にDVDビデオにする場合はウインドウ下部にあるメニューから「DVD」を選択します。「DVD出力パラメータ」が表示されるので適当なDVDのタイトル(半角英数字が無難)、DVDメニューの種類を選択。DVDメニューは事前に用意されている物が使われるのですが、正直クオリティーの高い物はないのでメニューを付けない選択もあります。

(重要)下部に映像方式を選択出来る項目がありますが、初期設定では「PAL」になっています。これを「NTSC」に変更して下さい。

 「PAL」は主にヨーロッパで使われている映像方式の規格で日本やアメリカ等は「NTSC」を採用しています。DVDの再生機器には両方の規格に対応している物もありますが、国内で販売されているプレイヤーには「NTSC」しか再生出来ない場合があります。最後にDVDをドライブに挿入して「書き込み」ボタンでDVDビデオへの変換とディスクへの書き込みが実行されます。

Freemake Video Converter 変換保存

fvc-9.png(15427 byte)

 前述した通りFreemake Video Converterは多様な形式に変換する事が出来ます。下部にあるメニューはサイドにあるボタンでスライドして目的の変換形式を選択して下さい。変換形式を選択するとパラメータ画面が表示されます。歯車のボタンでは画面サイズやビットレートの指定ができ、右下ではファイルサイズを指定して出力保存する事も出来ます。

 「ワンパス」と「2パス」の指定はワンパスが標準の変換に対し、2パスは動画を一旦解析してからの変換になる為、ワンパスに比べて変換に時間が掛かります。

 最後に「変換する」ボタンでファイルの出力先に指定してある場所に変換した動画が保存されます。

フリーソフトナヴィその他Freemake Video Converter