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インターネットの歩き方

 タイトルからも想像出来るようにこの春から初めてインターネットを接続した方を対象にした初心者向けの内容となっていますが、熟練者の方も初心者だった頃の過去の自分を思い出しながら読んでみると楽しめるかもしれません。

 まず最初に「インターネットの歩き方」というページタイトルについて書いておきます。このタイトルは私がまだインターネット初心者だった10年ほど前に実在した個人サイトのタイトルで、インターネット初心者の手引書といった内容となっていました。類似タイトルのサイトは現在も多く存在しますが、そのサイト自体は残念ながら既に閉鎖されて存在しません。仮に現在も存在していたとしてもADSLやISDNが主流だった頃の内容であった為、現在の状況にはそぐわない内容なのですが、当時初心者だった私がそのサイトに助けられた事から現代版「インターネットの歩き方」を作ってみようというのが今回の企画の動機となっています。

初めてのインターネット

 上でも書いたように私が初めてインターネットに接続したのが約10年ほど昔で回線は電話回線を利用するNTTのADSLでした。現在では初めてのインターネットの入り口はスマートフォンという方が多いようで高速な通信回線も普及していますが手軽で便利になった分、インターネットの危険性は増しています。昔まで危険性の主流となっていたのはいたずら目的のコンピュータウイルスだったのが最近ではネットバンクやクレジットカードの情報を盗み取る事を目的としたマルウェア(悪意のあるソフトウェアの総称)が主流となりつつあります。又、一時期は個人情報を流出させるマルウェアの被害が相次ぎテレビでも多く取り上げられていたのはご存知の方も多い筈です。

 インターネットは世界中から情報を入手したり逆に情報を発信出来る便利な道具ですが、同時に悪意のある人達ともインターネットを通じて繋がる危険があります。マルウェアといった特殊なプログラムに限らず最近殆ど聞かなくなったものの現在も存在するワンクリック詐欺、逆に増加傾向にあるネット通販詐欺はネットショッピングに慣れた熟練者ほど引っ掛かりやすいそうです。又、これらの詐欺は海外を拠点としている事が多く、被害にあって警察に届け出ても搾取された金銭が戻ってくる可能性が低いので泣き寝入りする結果となります。

インターネットのセキュリティ対策

 インターネットをする為に購入したパソコンが有名メーカーの物ならきっとセキュリティソフトの体験版が最初からインストールされている筈です。私も最近サブ機として購入したNEC製のパソコンにはウイルスバスターが標準でインストールされていました。これらのソフトは体験版、もしくは通常版であっても一定期間が過ぎるとマルウェアを検出する為の定義ファイルやプログラムのアップデートが出来なくなる制限がある為に本来の役割を果たさなくなります。体験版の場合は3ヶ月程度、通常版は1年ぐらいでソフトウェアのライセンスの購入を促すメッセージが表示されるようになっているのですがセキュリティソフトの購入は必須ではありません。

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 正確にはセキュリティソフトの導入は必須であり購入は必須ではないという意味です。最近のパソコンにインストールされているOSはWindows 8(8.1含む)が殆どですが、Windows 8には標準でWindows Defenderがインストールされており、期限切れとなったセキュリティソフトをアンインストールしてWindows Defenderを使用する事で最低限のセキュリティ対策は出来ます。Windows Defenderが正常に動作しているかを確認するには画面左下にあるスタートボタンからスタート画面を表示して下矢印から表示されるアプリ画面のメニューからWindows Defenderをクリックしてメイン画面を表示します。

 他、広告付きだったりはしますが無料で使用出来るセキュリティソフトも存在し、必ずしも有料ソフトに性能が劣るわけではないので標準インストールされているセキュリティソフトが特別気に入らない限りは購入するメリットは殆どありません。又、常駐タイプのセキュリティソフトを複数インストールすると競合によりシステムの不具合の原因になるので一部の例外を除くと常駐タイプのセキュリティソフトは一つだけを動作させておきます。但しアンチウイルスソフトやアンチスパイウェア、ファイアウォールといった異なる種類のセキュリティソフトは相性の悪い物も存在しますが同時に動作させる事もあります。Windowsにはファイアウォールも標準でインストールされているのでパソコンに慣れるまではとりあえずWindows Defenderだけを動作させていれば問題ないでしょう。

 さて、セキュリティソフトの方が万全であってもネット詐欺はソフトだけでは防げません。これはネットユーザ自身の意識が重要なのですが、昔流行ったワンクリック詐欺程度であればそれほど怖くはありません。ワンクリック詐欺の手口は実際にはワンクリックとは限らないのですが何らかの形でユーザを「ご契約有難う御座いました」といった内容のページに誘導していかにも個人情報を入手したかのような情報を提示して利用料や契約料といった名目でお金を振り込ませようとします。ワンクリック詐欺の対策は簡単で無視する事に尽きます。期限までに支払わなければ多額の請求をするといった脅しがあっても無視し続ければ実際相手は何も出来ません。但し氏名や住所、クレジットカードの番号を渡してしまっていると色々とやっかいな事になるのでネットで安易に氏名や住所を入力してしまうのは注意しましょう。

 ネット通販詐欺に関しては信用出来る有名店以外では購入しないという対策法しかありませんが、人間心理として同じ商品を購入するなら高いより安い方に惹かれますよね。

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 殆どのネットショップはログインページを開いた際にInternet Explorerではアドレスバーに鍵のアイコンが表示されるので、それをクリックすると認証機関や暗号化の有無が表示されるようになっています。因みに左は私がよく利用するJoshin webの認証情報のスクリーンショットです。他のウェブブラウザでも似たような方法で認証と暗号化をチェック出来るのですが、もしログインページや個人情報の入力ページで鍵のアイコンが表示されていないネットショップがあれば警戒した方がいいかもしれません。

 但し証明が確認出来ても絶対安全というわけでもなく、逆に証明が無くても問題なく使えているネットショップもあるので初めて利用する際の目安程度にしかなりません。

偽名の利用と捨てメール

 インターネットでウェブサービスを利用する際にアカウントの作成で名前や住所の登録が必要な事が度々あります。しかし安易に個人情報を渡してしまうのは上でも書いたように詐欺に利用されるリスクの他、サービスの提供者側に悪意が無くても外部からサーバへの攻撃により登録情報が流出する危険もあります。本来はあまりほめられる事ではないし強く推奨するわけではないのですが、個人情報の登録は偽名や適当な住所を使う事も一つの手ではあります。私の場合、信用出来るネットショップや有名企業、お金のやり取りが行われるサービスのアカウントでは正確な情報で登録しますが、あまり聞いた事の無い企業や長期間使用する可能性が低いサービスではアカウントの情報はその時思いついた適当な名前と住所で登録しています。しかし過去にパスワードの再設定で適当に登録していた名前や住所が必要となり思い出せずに困った経験もあるので難しい判断になります。

 捨てメールという表現をあえて使いましたが、これはいつでも捨てられるフリーのメールアドレスの事です。現在ウェブサービスを利用する際にメールアドレスの登録はほぼ必須となっていますが、様々なサービスで同じメールアドレスを登録しているといずれ重要なメールが迷惑メールの中に埋もれてしまう事になります。国内最大手オークションサイトのヤフオクのオークションストアや楽天でいくつかの設定を見逃したまま商品を購入すると、全く必要としていないのに商品広告のメールが頻繁に届くようになり、しかもそれを解除するのが非常に手間の掛かる作業となります。そこで無料で取得出来るフリーメールのアカウントを事前にいくつか作成しておく事をお勧めします。有名所ではYahoo!メールGmailOutlook.com辺りで複数のアカウントを作成してメールアドレスを用途に合わせて使い分ける事が可能です。

 インターネット契約をしたプロバイダからもメールアドレスが提供されている事がありますが、そのメールアドレスにはメンテナンスのお知らせやサービス規約の変更といった重要な情報が送られてくるので信用出来る相手にしか使用しないのが賢明でしょう。それ以外ではフリーのメールアドレスを使用して、迷惑メールが頻繁に来るようになればそのメールアドレスを捨てて別のメールアドレスを再取得するだけです。複数のメールアドレスを上手く使い分ける事が出来れば迷惑メールでストレスが溜まる事はありませんが複数アカウントの管理は若干面倒になるかもしれません。

迷惑メールにご注意を
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 以前まで一般的な迷惑メールの代表はアダルト系や出会い系でしたが最近多くなってきたのが有料の衛星放送を無料視聴出来ると謳う不正B-CASカードの販売メールで、販売業者が逮捕されたのをきっかけに購入者も逮捕されています。一部の購入者の中には不正B-CASカードの購入によって恐喝を受けた事例もあるようで、このような業者と関わるのは非常に危険です。

 又、迷惑メールの中には巧妙な手口の物もあり「Re: ○○○」や「お久しぶりです」といった件名を使って知り合いを装うメールもあります。直接被害は無かったのですが過去に私も思わず返信してしまった事があるので皆様もご注意下さい。

 インターネットの歩き方ではかなり初歩的な事を書きましたが、まだまだ書き足らない部分があるのでそれは後日追加していく予定です。

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