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低価格の動画編集ソフトPowerDirector 8 Ultra

 動画編集ソフトはフリーソフトでもそれなりに充実していますが、機能面や安定性に不満があったり何かをやる度に複数のソフトの併用が必要だったりする事も少なくありません。そこでこのページでは少ない投資で充分な満足感が得られるPowerDirector 8を紹介します。

 PowerDirector 8 Ultraは有償ソフトですが、現在最安値のAmazonの販売価格が特別優待版で5,890円と大変お買い得です。特別優待版とはCyberLink社のPowerDirectorシリーズや他社製品の動画編集ソフトを所有している方への乗り換え促進キャンペーン製品のような物で、DVDドライブを購入した際に付属しているおまけの動画編集ソフトの所有者も対象になるようです。

 又、インストールする際に対象製品のシリアルキーの入力やチェックは無いので、対象製品がインストールされていないPCでも対象者であれば問題無く使用する事が出来ます。

(注)最安値の価格は2010年5月20日に調べたもので、後から変動する可能性があります。

PowerDirector 8 Ultra 機能

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 PowerDirector 8の主要な機能を挙げていくと動画のカットやエフェクト、トランジッション(映像が切り替わる時の特殊効果)、字幕の挿入といった基本編集機能があり、パワーツールからクロップ、逆再生、スローモーションや倍速再生等の効果を加える事が出来ます。

 編集後はAVI/MPEG-1,2,4/WMV/H.264/RM/MOV形式に変換して保存出来る他、Blu-ray/DVDビデオ形式にオーサリングしてディスクにライティングする機能まであります。

 入力出来る形式はインストールしているコーデックに依存しますが、PCに接続しているビデオカメラやウェブカメラから映像をキャプチャ出来るようです。デジタルTVから信号をキャプチャという機能もありますが、地デジ番組をキャプチャして取り込む事は無理なようです。

PowerDirector 8 Ultra 操作方法

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 画面左上が起動時はメディアルームになっており、動画や画像等の各ファイルをインポートする事が出来ます。右上はクリップや編集内容を再生して確認するプレイヤーで、下部にタイムラインがあります。

 編集の流れとしては一つの動画にしたい映像や音声ファイル、画像ファイルをメディアルームにドロップして読み込ませた後、更に読み込ませたファイルのクリップをタイムラインにドロップして一つの動画を作っていくという形になります。

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 タイムラインにドロップしたクリップを選択するとタイムライン上部に「分割」や「トリム」といったボタンが表示され、スライドバーを左右に移動して目的のポイントでそれらの操作を行う事が出来ます。

 基本的なカット編集は取り除きたい部分の開始位置と終了位置を分割して削除する方法もありますが、トリム機能を使うと最小1フレーム単位で映像を確認しながら残しておきたい映像範囲を切り出す事が出来ます。

 マルチトリムを使うと1つのクリップに対して複数の範囲を切り出す事ができ、「指定範囲以外」ボタンをクリックする事で逆に選択した範囲を取り除く事が出来ます。「補正/強調」は映像の明度や色調を変更する事ができ、「パワーツール」は上でも触れたようにクロップ、逆再生、スローモーション等の効果を挿入、「フレーム固定」は映像を停止した状態で好きな位置に文字を挿入してエフェクトを付ける事が出来ます。

PowerDirector 8 Ultra 出力保存

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 変換してPCに動画ファイルを保存する場合はメニューの「編集」から「出力」へと進みます。出力可能な形式は上に書きましたが、更に細かく説明するとAVIからは「プロファイルの種類」を変更してDV-AVIの他にDivXを選択でき、設定ボタンでコーデックの設定が行えます。MPEG-4はポータブルデバイス向けの動画に変換する事ができ、これも「プロファイルの種類」からPSPとiPod/iPhonを切り替える事が可能。

 H.264はMPEG-2よりも高い圧縮率が注目されている形式でMPEG-2と同等の画質でファイルサイズを小さくする事ができWindows 7からは標準でサポートしている事もあって、PCに動画ファイルとして長期保存しておくならばお勧めです。

PowerDirector 8 Ultra DVDビデオディスクの作成

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 PowerDirector 8 UltraはDVDビデオの他にBlu-rayにも対応しています。メニューにある「ディスク作成」で進み「ディスクの環境」からDVDビデオやBlu-rayを選択する事が出来ます。

 「メニューの環境」ではディスクを入れた際に最初に表示されるメニューを作成する事ができ、あらかじめ用意されているテンプレートを選択したり、背景画像やエフェクトを使ってオリジナルメニューの作成も可能。テンプレートは公式サイトからダウンロードして追加する事も出来ます。

 全ての準備が整ったら「書き込み」でディスクへのライティングへと移りますが、DVDビデオの場合は直接ここでライティングせずDVDビデオ形式にオーサリングしたファイルを保存する事もでき、映像を確認後に別のライティングソフトを使ってDVDビデオを作製する事が出来ます。

PowerDirector 8 Ultra その他

PowerDirector 8 Ultra 特別優待パッケージ版

 動画編集、変換、ビデオディスクの作成まで出来て5,890円はとてもお得です。フリーソフトでDVDビデオを作成するのはそれ程難しくないのですが、有償ソフトを使って楽に作れるなら購入するのも悪くないと思います。

 又、PowerDirector 8は当方の環境では機能しませんがGPUを利用して変換処理等を高速に行えるGPGPUに対応している他、マルチコアCPUに最適化されているらしく動画の高速な変換処理を行う事が出来ます。

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