■名前
■お勧め度 ★★★★★ ★★★★ ★★★ ★★ ★ 評価しない
■レビュー CDから起動できる、WindowsXPベースのOSを作るソフト。作ったOSは一般的にはBartPEと呼ばれています。 作るのにはWindowsXP(/2003)のインストールCDが必要になります。自作の人は普通にインストールCDを、メーカー製PCの人はC:i386あたりのフォルダを使って作りましょう。なお、ソースとなるWindowsXPは最低でもSP1、できればSP2があたっている必要があります。無印のものの場合はSP+メーカーなどを利用して当てておいてください。 ソフトを使ってISOファイルを作ったら、DeepBurnerやImgBurnなどのライティングソフトを使って、イメージファイルとしてCD/DVDに書き込みます。このとき、CD/DVD±RWを使うか、もしくは仮想PCを使い焼かずにテストすることをお勧めします。なかなか一発では成功しないので。 なお、対応ソフトにはWindows XP SP1/SP2/2003とありますが、"BartPEをビルドする環境"だけならWindows2000でも可能です。おそらくVistaでも可能なはず。ただし、98/MEは無理ですが。 WindowsXPベースなので、Windows用のソフトもある程度は動作します。ソフトを組み込むにはそのソフトと対応したプラグインが必要です。まあいろんなBartPE関連サイトを見れば主要なソフトは見つけられるでしょう。 この、プラグインを使ったソフト組み込みをマスターすれば、Knoppixよりも便利なはず。ただ、そんなに難しくはないとは言え、プラグイン探したりいじったりするのが意外と面倒くさいのが欠点なんだよな。。。 というわけで、用途はKnoppixなどLinuxライブCDと同じくファイル救出用が主なところか。NTFSファイルシステムに安定して書き込めるところはLinuxにはない長所です。 もうひとつ、変わった用途があるとしたら、Acronis True Imageの実行元として利用できること。TrueImageは市販のパーティーションバックアップソフトのひとつで、復元用のライブCDにはLinuxベースのものを利用しています。Linuxベースなので、起動が早い反面、一部のハードウェアでは起動できないという事態が発生します。そんな時、BartPE上からWindows上で動くTrueImageを起動することにより、Linuxには未対応ハードでの動作を可能にする、ということです。なお、TrueImage9Home以上は標準でBartPEプラグインが含まれているほか、Personal,Personal2,LEにも非公式のプラグインが存在します。 使いこなせれば非常に便利だが、作るのが意外と面倒なのが欠点。興味があったら休日にでも作ってみたらいかがでしょう。 よって、手間を含めて総合的にはKnoppixより劣る気がするので、評価は4. なお、VistaユーザーはWinBuilder(VistaPE)の方をどうぞ。
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